2013年2月15日金曜日

フジテレビ・アイアンシェフ 脇屋友詞 vs 山田宏巳

アイアンシェフの「脇屋友詞 vs 山田宏巳」を録画で見ました。

だいたいいつもアイアンシェフは見ているのですが、今回の「脇屋友詞 vs 山田宏巳」はだいぶ微妙でした。

フジ(やっぱり)、やっちまったか……

今回のノミニーは、かつてイタリアンの業界では超有名だった山田宏巳さん。

私はよく知りませんでしたが、交通事故で人命をうばい? さらには大麻事件?を引き起こして料理界を追われていたそうです。

というわけで、今回は敗者復活戦。

テーマ食材はキャベツ。かつて山田さんが中華の鉄人陳建一さんに番組で勝ったときの因縁の食材です。

★テーマ食材はキャベツ。★

フジらしく? 料理番組のはずなのに、番組のほぼ半分を山田さんの過去に焦点を当てる構成。

対戦相手の脇屋友詞さんはほとんど出てくることがかなわず、そしてわかりやす~く対決でも負けましたw

私の目から見たら、山田宏巳さんのイタリアンはもう古いように見えました。

彼のお料理は、見た目もセンスももう彼がもっともすばらしいと言われた時代から変わっていなく、おそらくあのレベルであれば、今の新進気鋭の若手イタリアンのシェフであれば難なく作れてしまうでしょう。
★ちなみに、山田シェフがもっとも得意とする?パスタは、白子とキャベツを使ったものでした★
方や脇屋さんは、あいかわらず直感的に食材と料理のメニューを自由な発想で組み立てられ、それを支える古典的な技術がしっかりとあることを感じさせるすばらしいメニューであったと思います。

秋本さんが「脇屋さんのは脇屋のブランドが付いた中華」といってますが、まさにその通りだと私も思います。
★キャベツの中華まんも超美味しそうだった……食べたい…★

というわけで、どう考えても山田さんには料理のみの判断であれば勝算はないように思えました。

ぶっちゃけ、審査員も「おいしい」といった数は脇屋さんのほうが圧倒的に多かったしw

まあ、山田さんを復活させたい+視聴率を取りたいという番組制作側と幻冬舎の見城さんの意向が見事にマッチしてつくられたのだと思うので、結果はあるいみどうにもならなかったのかもしれませんが、もしそうであれば、脇屋さんを対決相手に選んだのはちょっと脇屋さんがかわいそうでしたね。

負けるならもっとすごい人と闘って初黒星にしてあげるのが、「無敵」に仕立て上げた番組側の義務であるように思います。

まあ、彼も番組の方向性に共感して協力してくれたのだとしたら話は別でありますがw

こういう昔ながらの手法にとらわれて番組を作るから、フジは四位に転落したんだと思うんですけどね……まあ、いっても仕方のないことかもしれません。

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